おやじ野球少年達への100の言葉
 
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子供をやる気にさせる
経歴なんてどうでもいいですよ
平等じゃないほうがいいのかな
親の事は気にしないで
目標があるから計画があるのかな
 
 


よく「子供がやる気がない」と嘆く指導者の方がいます。
でもやる気が出るように導くのも指導者の仕事だと思います。
しかしながら、その方法は多岐に渡り、とても難しいのかもしれません。

ほとんどの指導者は、叱咤激励ともいえる「言葉掛け」で対処されているように見受けられます。
「もっと頑張れ」「もっと努力しろ」「そんなんじゃダメだ」
また、試合に負けた日にランニングという罰を与えるケースもあります。

確かに叱咤激励でやる気を出す子もいます。
性格的にとても真面目な長男タイプがこれにあたります。
負けた日にランニングという罰を与えるケースはどうなんでしょうか?
はっきりいって、この方法は未来にはつながらないような気がします。
と同時に「連帯責任」的な要素を子供達に植え付ける結果となります。
つまり、結果に対しての罰であり、途中のプロセスというものを省略した形になってしまいます。試合に負けたから「やる気がない」という発想です。
「エラーをしたからやる気がない」という発想でもあります。

「やる気があるかないか」の判断というのは、試合に挑むまでの練習の過程つまり“プロセス”というものを見て判断してあげてもらいたいものです。


「もっと頑張れ」「やる気がないぞ」「もっと早くしろ」
こういった言葉掛けというのは、よもすれば子供は右から左へと聞き流す事があります。なぜだかわかりますか?答えは簡単です。
そういう単語のひとつひとつは、子供達が普段から各家庭で母親を主とした親から言われている言葉だからです。つまり耳が麻痺してしまっているのです。また、指導者側からも1番楽な指導方法なんです。言葉ひとつで済む話ですからね。

せっかく親以外の人から指導を受ける立場の子供達なんですから、もっともっと、子供の耳に残る言葉や脳を刺激するような事、もっと本質の部分を指導してあげてもらいたいものです。


それでは、どのような方法をもってして子供をやる気にさせるのか?

■1塁までの到達スピードを測定し、記録していく
「やる気」の判断材料の最たるものは、「走る事」だと思います。
バッターボックスから1塁までの速度はやる気に比例します。
2塁、3塁、本塁への速度は、打球の判断によって左右されます。ですが、内野ゴロを打った後の1塁までの速度は、気持ちひとつで左右されます。
普段からそのタイムを測定してあげる事です。そうすれば、やがて試合にも生きてくるように思います。

■子供達の手のひらを見てあげる
これは努力している子を見てあげるという目的があります。
家でバットを振る子は手に硬い豆を作ります。その豆が試合での結果に比例するかといえば、そうではありません。
ですからこそ、その子供の努力というものを見過ごさないようにしてあげてください。なぜなら、子供は努力が実らないというあきらめを持ち、結果主義に走るからです。事ある毎に子供の手をとって触ったり、見てあげる事です。「おっ、バット振ってるな」「全然振ってないなぁ〜」と言葉掛けしてあげるのです。気をつけてもらいたいのは、そこで叱ったり、必要以上に褒めたりしない事です。あくまでも「サラッ」と見てあげる事です。そんな単純な事で子供達のモチベーションはあがります。
子供の手を見て、その子の普段の様子を想像してあげてください。

■出席簿をつける
普段の練習毎に出席簿をつけてあげてください。
子供によっては、休まずに行く事にやりがいを感じる子もいます。そういう子を見逃さないようにしてあげてください。また、試合での選手起用の判断材料にもしてあげてください。

これ以外にも方策はあるかと思いますが、子供のやる気を引き出すには、子供がする努力というものを、指導者の方々は決して見逃さない事です。
指導者の方が結果主義でやるのもいいと思います。思いますが、その場合は決して、子供達に努力を求めないようにしてください。

単純な事のようですが、子供達の心の中は常に揺れ動いています。
私達大人以上に先読みをします。 また嘘もつきます。
ですが、努力というものは、嘘ではじまったものでも続けていくとやがて本物になっていきます。ですから、続けていかせるためにも、指導者の方々は子供の努力を見続けるという【努力】が必要になってきます。

叱咤激励という言葉掛けや、ランニングという罰で済ませるのは1番楽で簡単な方法なのです。ですが、それで成果を得られるものではありません。

ぜひ、子供達が持つ能力の開発のために努力を惜しまないようにしていただきたいと思います。